日本でもコロナウイルスが蔓延しており、ついに身近に迫ってきた感じがしますよね。もはやマスクはどこにも売っていません。私も初期の段階でもっと買いだめておけばよかったと後悔しています。まだ終わりが見えないコロナウイルスの広がり。スーパーに物が豊富にあるうちに最低限の備蓄をしておこうと思います。
①食料品を備蓄
主食類、おかず類、嗜好品は、「日常備蓄(ローリングストック)」で準備するのがおすすめです。普段から食べているものを少し多めに買い、なくなる前に補充する。賞味期限が長めの食べ物を食生活に取り込んで、普段から消費しましょう。
普段から食べたり消費しているものをまとめて購入して、被害が悪化すればこれらで食いつなぎ、何もなければ1年かけてゆっくり消費すれば、お金も手間も大してかかりません。これは感染症対策だけでなく、日頃の防災備蓄としても有効な方法ですよね。
- 主食類…お米(水が使えない場合は無洗米がよいが、ライフラインが使える場合は栄養素的に玄米が望ましい)
- 主食類…乾麺(パスタ、乾麺のうどんやそばは長持ちするのでおすすめ)
- 缶詰…肉や魚を直接準備するならばこれが一番手軽、月に1~2個消費し続ければ、平均3年程度の賞味期限中に30~60個の備蓄ができる。
- レトルト食品…パスタソース、カレーやシチュー、おかゆなど使い勝手がよい。普段の食事に近いものを準備できるので有効。
- インスタント食品…カップ麺、カップみそ汁など、汁物を準備するならばこれ。普段からカップ麺が主食な方は、食べきれる量を普段から買い置きすると楽。
- 冷凍食品…冷蔵庫が生きている前提ならば冷凍食品も有効。感染症の流行期間中、まとめ買い&冷凍保存で外出を減らすのも有効。
- お菓子や嗜好品…ストレスを溜めない生活は有効、また子供がいる場合はおやつが大変重要。普段食べている物を多めに買うだけでOK。
- 調味料や油…物資不足の際になくなると困るので、若干のストックを普段から持ちたい。また本当の最悪に備えるのであれば、「塩」と「砂糖」を袋でまとめ買いしておき、虫に食われないよう封印して、どこかにしまい込むのも有効。これは感染症対策というよりは、長期食糧不足への備え。
- ビタミン剤、プロテイン…主食類があっても災害時はどうしても栄養不足になりがち。感染しても回復できるカラダづくりをするという意味でも錠剤や粉で足りない栄養素を補うのがオススメ。
- 野菜…根菜類は結構日持ちします。タマネギやじゃがいも、ゴボウなどを買い込んでおくと良い。
- 水・野菜ジュース…水を買っておくことは災害でも役立つし、最低限の備蓄。野菜ジュースなどジュース類も日持ちするし、栄養不足の解消に役立つ。
私は子供たちの好きなもの、お腹を満たすことができる主食類、普段買わないレトルト食品を大量買いします。
②日用品を備蓄
物資不足の可能性は食料品だけでなく、テッシュやトイレットペーパー、洗剤やシャンプー、その他消耗品全般にも共通して言えます。
防災備蓄は、ミニマリスト・断捨離生活とは真逆の方向性です。使い切れない量を準備するのはNGで、「どうせ使うものを、使い切れる範囲で、先に購入する」ことが重要です。
なお、ミルク、オムツ、お尻拭きといった赤ちゃん用品、介護用品、ペット用品なども、こうしたパンデミック時には入手しづらいモノとなります。
こうした「避難所ではもらえないがわが家には必要」な物資は、パンデミックだけでなく、大地震や大規模浸水害でも必要になります。今のうちに、無駄にしない範囲で、どうせ使う分量をまとめ買いしておくとよいでしょう。
今ならまだ、マスクとアルコール消毒剤(手ぴかじぇるのアライグマが大好きなのですが、しばらく見られませんね…)以外のものは、「普通に」手に入ります。最悪に備えるなら今がチャンスです。
- トイレットペーパー…すでに品薄になっている店もある様子
- ティッシュ…トイレットペーパーで代用もできるが花粉症の人などには必須
- 手洗い石鹸…感染予防に必須の石鹸。除菌類も在庫が減っているので早めに買っておくと良さそう。
- 赤ちゃん用品・高齢者用品・ペット用品
③家庭向けの医薬品の備蓄
現状すでに、市場からマスクと消毒用エタノールがなくなっていますが、流行が拡大し、重傷者や死亡者が増加する場合は、家庭用医薬品が根こそぎなくなることも想定されます。
重症となっても入院できない場合は、家庭でとにかく安静にさせるしかありません。そのための道具として以下のような医薬品を準備しておきます。
- 経口補水液(例えばOS-1など)のペットボトル・ゼリー・粉
- 各種スポーツ飲料のペットボトル・ゼリー・粉
- 氷枕的なもの(例えばアイスノンなど)
- 解熱剤(推奨はタイレノールA)
- ゼリー飲料・レトルトおかゆ・アイスクリームなど
- 消毒用エタノール・次亜塩素酸ナトリウム(ハイターなど)
- 看病時の感染防止用に、マスク・使い捨てのビニール手袋
- 汚染物処理用のゴミ袋をたくさん
- また、無ければ体温計は買っておく
解熱剤については賛否あり、個人の判断での使いどころも難しいのですが、「個人でなんとかするしかない」想定の場合は、何かしらが欲しいところです。準備するのであれば、純粋なアセトアミノフェンである「タイレノールA」がおすすめです。
看病することを想定する場合は、マスク(もう手に入りませんが)、使い捨ての薄いビニール手袋、たくさんのゴミ袋、消毒用アルコールやハイターなどの次亜塩素酸ナトリウムを準備しておきます。
まとめ
今後どうなっていくのかまだ不透明な部分が多い新型コロナウイルス。備蓄品が無駄になってはもったいないですが、どうせ使うものを多めに買っておくというのは最悪な場合に備えて必要なことではないでしょうか。