学級目標の決め方【小学校編】

4月に毎年悩んでいたのが、学級目標の決め方。
子どもたちの思いを取り入れた目標を作りたいと思うものの、35~40人の思いをまとめていくのはとても難しい作業ですよね。
学級目標の決め方は色々あると思いますが、今回は私の方法を紹介します。

学級目標の決め方は?

①教師の思いを語る

どんなクラスにしたいのかという教師の理想とするクラスを語る。

「協力できるクラスにしてほしい。」「挨拶が出来るクラスになってほしい。」「何事も一生懸命やれるクラスになってほしい。」など…

②現在のクラスについて振り返る

今どんなクラスなのかを話し合う。

明るい。元気。男女の仲が良い。
おしゃべりが多い。忘れ物が多い。←よいことだけでなく、悪いことも出させる。

③これからどんなクラスにしたいのかを考えさせる。

一人一つずつどんなクラスにしたいのかを紙に書かせる

短冊に書いておくと、集約するときに進めやすい。
考えるのが難しいこは、②を思い出すように声をかける。

④意見を集約する。

・全員の意見(短冊)を黒板に貼る。
・クラス目標にしてはいけないものがないかを確認する。
・似ている意見を近くにまとめていく。
・子どもたちの意見を組み合わせた目標を考える。→決定。

最後の部分が非常に難しいです。私は長めの目標にする時(1.参照)と、少し抽象的な言葉にする時(どういう意味なのかを子どもたちにも分かるように理解させられたら、覚えやすくてgood、2.参照)、大目標を決めて、その頭文字を使って小目標を作るとき(3.参照)があります。

学級目標例

1.「元気いっぱい、協力できる、優しいクラス」
2.「絆」「たんぽぽ」
3.「かがやく」
か…考えよう が…がんばろう や…約束を守ろう く…くじけない

掲示のアイデア(小学校の学級目標)

掲示の仕方も色々ありますが、今日は手形を使って掲示する、時間のかからない学級目標の掲示のアイデアを紹介します。

①小さめの画用紙を配り、自分で手の型を取って切り抜かせる。
②手形カードに自分の頑張りたいことを書く。
③カードを学級目標の周囲に貼る。
④友達の手形カードを見て、頑張ろうとしていることを知る。

私は、大きな目標を決めた後、自分自身の目標を考えて決めることも大切だと思います。手形を貼ると、手のひらの大きさ比べをしている子が多くて、そこから話題が広がっているようでした。

手形を利用することで、みんなの手で学級目標を実現させて行こうという気持ちが視覚的にも見えるのでおすすめです。

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