学校の先生の夏休みとは?休みは5日間って本当?

「先生って夏休みが長くていいよね。」とよく言われます。

実際のところ、小学校の教師は夏休み何をしていると思いますか?世間からは、子どもと一緒に40日近く休んでいると思われているのでしょうか

実は、教員は夏休みも「勤務日」なのです。授業がないだけで休みではありません。「夏期休暇」というのが自治体により決められていますが、私の働いていた学校では5日間。一般企業と変わらないのではないでしょうか?

勤務日とはいえ、授業がありません。では、何をやっているのかというと…基本的には「研修」です。夏休みは、毎日のように「研修」があります。校内研修もあれば、外部研修も…。

校内研修では、英語研修やパソコン研修、授業検討会などを行っていました。学年会も何度も開かれます。2学期の行事の準備や研究授業の準備も行わなければならないからです。運動会に向けてダンスの練習をしたり、学芸会の台本を作ったり…。

外部研修では、大学に行って自分の専門分野についての講義を聞いたりします。また、プール担当も夏休みの仕事。教員で割り振りをして、夏休みのプールの指導を行います。

私の勤務していた学校では、7月中と8月の最後の1週間、研修がびっしり詰まっていて休む余裕はない状況でした。残りの3週間。ここが個人差がある部分です。

個人的に「サークル」などで授業研究をする先生もいれば、教室をリフォームする先生も…もちろん、「プール当番がないなら、休みにしよう。」という先生もいます。この場合、年次休暇を取ります。

教員は、普段は他の仕事のように年次休暇を取ることは出来ないので、休むとしたら、夏休みか冬休み。この休みを利用して、長期休暇を取り、海外旅行に行く先生なども結構います。

教員が夏休みに何をしているのか、結局は学校次第なのかもしれません。自由度が高い学校に勤めていれば、長く休む人も多いでしょうが、首都圏の研究校などでは「夏休みなんて1日もとれない。」という状況だと思います。

でも子どもと同じように40日間休める先生は、日本中探してもいないはずです。

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