コロナウイルスによって突然幼稚園が休みに。長い休みをどう過ごす?

全国の学校に休講要請が出たことにより、3月2日から我が子の通う私立幼稚園も休みになりました。今回、保育園では10%、幼稚園は半数が休園決定、小学校は98%が休校決定したとのことです。

子供を自宅に長期間滞在させることによる子供のストレスが心配です。休園でも生活リズムを整える、子どものストレス軽減のための遊べるアイテムを多く用意する、家周辺で軽い運動をさせるなどの工夫を模索しているところです。

私自身不安に思うところが多かったので、感染症専門医の先生の意見をまとめてみました。

公園に行くのはあり?

公園で遊んでいる子供たちの密度によるかと思います。あまりに大勢が集まっているのなら、遊具を介した接触感染のリスクが高まるかもしれません。でも、公園で遊ぶのを禁じてしまっては、子供たちは春休みを乗り切れないんじゃないでしょうか?  まあ、陽(紫外線)が当たればウイルスも死滅するでしょうし…(やや神頼み)。そうそう、ショッピングモールなどに併設されている屋内型の遊技場については、(紫外線もないですし)よほど丁寧な消毒が求められるはずです。流行期に入ってからは避けるのが賢明ですね

→私は近所の公園には毎日通っています。ただし、大型公園は人が多いので避けるようにしています。

図書館に行くのはあり?

おそらく大丈夫。でも、図書館側に配慮してほしいことがあります。まず、入り口でアルコールによる手指衛生を呼びかけてください。そして、「熱や咳などの症状がある方は入館を控えてください。咳などの症状が続いている方をお見かけしたときには、声をかけさせていただくことがあります」と掲示しましょう。図書館では、通常、人と人との距離は保たれますが、本や雑誌、机などの共用物が多いのが特徴です。接触感染を予防する取り組みをお願いします。

→近くの図書館は閉館しているところが多く、通うことができません。今となっては絵本は本屋で購入するしかない状況です。

祖父母の家に遊びにいくのはあり?

難しい質問です。親族の交流というのは、社会活動の基本中の基本ですよね。でも、新型コロナウイルスに高齢者が感染してしまうと、重症化するリスクが高いのです。中国における分析では、80歳以上で確認した感染者のうち14.8%が死亡したとの報告もあるぐらいです(Zhonghua Liu Xing Bing Xue Za Zhi. 2020 Feb 17;41(2):145-151.)。

あえて言い切りますが、新型コロナウイルスから守るべきは高齢者であって、元気な子供たちではありません。感染を広げない目的の一斉休校ですが、そのことで高齢者を危険にさらすとしたら本末転倒です。

ですから、今後、地域での流行が始まったときには、祖父母の家には遊びに行かせないこと。長期に孫を預けるつもりなら、流行がはじまる前に疎開させてください。良くないのは、田舎にいる祖父母と都会にいる孫が春休みだからと相互に行き来すること。この流行が収まるまでは、ネット経由によるビデオでの対話を活用するなど、高齢者の隔離性を保つことに力を入れてください。

→田舎に住んでいるのですが、みたことのない子供たちを見かけます。共働きの家は祖父母宅に預けざるを得ない状況なのだと思います。祖父母宅への道中でウイルスをもらわないかが心配です。

まとめ

子供たちのストレスは心配ですが、あまり自由に外出していては休園になった意味がない。ということで、家の周りで最小限の外出にとどめておこうと思います。私はリスクを考え、この春休みは祖父母とは会わせない予定です。

スポンサーリンク