【小学一年の担任】入学式直後、最初の1週間の過ごし方

小学校1年生の担任の4月は 本当に目の回るほどの忙しさ。

子どもたちは学校のことが何も分からない白紙の状態で入学してきます。4月に教えることは、小学校生活の基本になると言えるほど責任重大です。

私が1年生を担任したときに心がけたのは、楽しく、最重要なことから教えること。

入学直後の1週間は週案に書き切らないほどのいそがしさですよね。

①入学式

(→後日詳しく書く予定)

②2日目

1時間目  挨拶と返事
出席確認(自分で名前を言ってみよう)
色々な挨拶を教える
(2人組で練習したり言われたときの気持ちを考えたりさせる)
話の聞き方・姿勢(クイズ形式)
2時間目  トイレの使い方
トイレを使う手順、気持ちよく使うためのマナーを確認
実際にトイレに行ってみる(場所確認)
3時間目  靴箱・ロッカーの使い方
自分の持ち物の場所を覚えさせる。
ロッカーのランドセルを入れるときのきれいなしまい方を教える。
下校の仕方
学年ごとに集まって場所別に人数確認

③3日目

1時間目  挨拶、健康観察、自己紹介
自己紹介では、名前+好きな物(好きな遊び)を言わせる。
線の練習(正しい鉛筆の持ち方を教える)
2時間目  並び方、廊下、階段の歩き方
様々な並び方を教える(座ったまま、隣の子と手つなぎ2列)
3時間目  道具箱の使い方
道具箱の中身の説明と入れ方、記名されているかの点検をする。
 傘立ての使い方
実際に行ってみて、説明する。

④4日目

1時間目  初めての名前を書こう
記念になるような紙を用意しておき、書いたものは教室掲示。
2時間目  給食の練習
栄養士さんからお話を聞く
当番は白衣に着替えさせて1人1度は食器をトレーにのせるまねをする。
3時間目  校庭探検
遊具の使い方を教える(ジャングルジム、雲梯など)

説明ばかりのように感じますが、実際は遊びを取り入れながら、テンポよく、何度も何度も繰り返していきます。

例えば「鉛筆はこうやって持つんだよ。」と確認したら、一人ずつ確認したり、「前にきてやってくれる人?」と聞き、持ち方をみんなに見えるようにやらせます。(5人くらい)

ロッカーの使い方を教えた後も、「できる人?」手を挙げさせて、何人にもやらせます。

全く同じ質問を10人くらいの子にしても大丈夫です。
ただし、飽きないようにテンポよく
そして、とにかく褒める!!



最初は、全員が手を挙げられることを質問して、全員に手を挙げさせて(言葉で誘導…)、繰り返し繰り返し。子どもたちに「こうやれば先生は褒めてくれる」「小学校でもうまくやれる」と自信を持ってもらうことが大切だと思います。

最初の1週間は、基本的なことを教えるだけだし、下校も11時頃と早い。
しかし、とても大切な一週間です。

教師が笑顔でいると、子どもたちも笑顔になりますよね。
1年生を担任したときは、どんなに忙しくても笑顔で過ごし、全員が学校って楽しいと思えるような一週目を目指しています。

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