通知表をつける仕事。
年に3度の「教師の大仕事」ですよね。
通知表を付けるために、色々な工夫をされていると思います。
初任の頃は、必死に子どもたちの様子を思い出しながら、通知表に書く内容を考えていたのですが、時間がかかる上、どうしても薄っぺらい内容に…。
通知表の季節は、いつも土日にも学校に行くはめになっていました
何も準備をせずに通知表に取りかかると、生活記録が書けずに徹夜…も当たり前ですよね。
40人いると2〜3人の分がどうしても思い浮かばないという話もよく聞きます。
今回は、私が「通知表を効率よく仕上げるためにやっていること」を紹介します。
①座席表に気づきをメモする。
座席表(書き込みが出来るもの)を大量にコピーします。毎日、新しい座席表を手元(教師用の机)に置いておきます。
5分休みに気づいたこと(よいことも悪いことも)をメモします。1週間ごとに、メモをした座席表(5枚)を確認します。メモが少ない子は、次週、重点的にチェックします。
事実だけでは、通知表は書けません。だけど、エピソードがたくさんあれば、すらすら書けるものです。このエピソードは、保護者から相談を受けたときや懇談会のネタとしても使えます。
②年度末に通知表の文例を抜き出しておく。
年度末、個人情報の取り扱いに注意して、クラスの子の通知表文例を抜き出します。そのままコピーすると、問題が起きるので、注意して行います。
文例集は市販の物がたくさんありますが、自分で考えた言葉は、「特別なもの」です。次年度以降も応用しながら使うことができます。同じことを書くことはありえませんが、言い回しは十分使えます。
文例集もたくさん買ってみましたが、参考になってもそのまま使える物は少なかったです。
③締め切りの1週間前までに生活記録は完成させる。
早めに生活記録を考えておくことで、成績を付けるのが楽になります。成績を付けてみて、生活記録と噛み合なくなった部分のみ修正していきます。
ちなみに、私は早めに管理職に1度目を通してもらうようにしています。渡した後に何か問題が起きたときにも、見てもらっておいた方が安心です。
以上が、私が「通知表を効率よく仕上げるためにやっていること」です。
もし可能なら、尊敬できる先生や同学年の先生にお願いして、クラスの子の通知表を見せてもらうとよいと思います。通知表の書き方は、人によって全く違います。出来る限り多くの先生のものを見せてもらって、真似をするのも大切だと思います。
私もだんだん自分らしい通知表が書けるようになってきました。