子どもは、外遊びが好きですよね。2歳になる娘は、毎日公園に行きたがります。とはいえ、大人は忙しい。特に、寒い日や暑い日、外に出るのが億劫になります。私はインドア派なので、本音は「毎日外に行くのはめんどくさい。家でゆっくりしたい。」です。
しかし、自分を奮い立たせて…娘と毎日外遊びをしています。なぜかというと、外遊びの効果が分かっているからです。
私が働いている小学校のクラスでは、「運動神経のいい子」は、外遊びの経験が多い子でした。色々な遊び方を知っているし、何もないところでも遊びを工夫できる子は運動も上手です。これは、小さい頃からの積み重ねなのだと思います。
幼稚園くらいになれば、子どもだけでも遊べるようになりますが、小さい頃は親の努力次第。
私は、娘が4歳になるまでは、頑張って一緒に外遊びをしようと決めています
2歳児の外遊びの5つの効果とは!?
①運動神経がよくなる
体力がつく
外で遊ぶと体を使うことが多いので、自然と体力がつきます。
バランス感覚が鍛えられる
娘は、外に行くとデコボコした地面や道の横にある低い塀?を歩きたがります。ヨタヨタしつつバランスをとろうと頑張っています。転ばずに上手に歩いたり走ったりするためには、練習量を確保する必要があるそうです。
体幹の筋肉を鍛えられる
斜面を登ったり降りたりさせるとよいそうです。私は、よく土手に娘を連れて行き、手をつないで不安定なところを歩かせます。体幹が鍛えられると、姿勢がよくなり、疲れにくい体になります。度胸もつくそうです。
②感受性が豊かになる。
季節を感じられる
外遊びをしていると四季の違いや天候による環境の違いを感じますよね。娘は、キンモクセイの匂いを嗅いだり、たんぽぽの綿毛をとばすのが大好きです。雨の日も長靴を履いて出かけ、水たまりをぱしゃぱしゃとさせて楽しんでいます。
五感を刺激できる
花の匂いを嗅いだり鳥の鳴き声を聞いたり、土や葉っぱ、木の実に触れたり虫を見たり。外に出れば、五感をフル活動させることができます。
③体が強くなる
皮膚が強くなる
外の空気や日光からの刺激で皮膚が強くなるそうです。0歳の赤ちゃんも少しずつ外の空気に触れさせて、皮膚を強くしていきますよね。
風邪を引きにくくなる
たくさん遊ぶと免疫力が高まり、体力がつきます。
④コミュニケーション能力を高めることが出来る
多くの友達と関わる中で、トラブルの解決法を学べる
室内だと仲の良い友達だけとの関わりになりますが、外ではそこにいる全員が友達。遊具を取り合ったり…トラブルも増えますが、その中で解決法を学んでいきます。
友達の気持ちを感じられるようになる。
楽しそうな子、困っている子、泣いている子…様々な子と関わるのはよい経験です。
多年齢の子どもとの関わり方を学べる
公園に行くと赤ちゃんから小学生まで様々な年齢の子がいます。普段関わらない年齢の子どもたちと関わることで大きく成長できます。娘は、近くのお姉さんたち(小学生)に遊んでもらい、走るのが上手になりました。
⑤生活リズムが整う
夜の睡眠がスムーズになる
外遊びは、心地よい疲れを感じるので、夜の睡眠がスムーズになります。娘は、遊び足りない日は体力が余っているので、夜ぐずることがあります。夜の睡眠がスムーズになると、生活リズムが整い、発育も順調になるそうです。
以上のように、外遊びをすることは、子どもにとって何よりもよい教育になることが分かります。わざわざ公園に行く必要はありません。公園に行くと遊具もありお友達にも会えるので、もちろんよいことですが、1〜2歳の子どもなら外を歩くだけでも多くのことを学べます。
2歳を過ぎると習い事を始める子も多くなります。しかし、体操教室や幼児教室以上に効果があるのが、親との外遊びだそうです。毎日外に行くのは辛いですが、子どものため。頑張りましょう。
もっと詳しく知りたい方はこちらをどうぞ→幼児期運動指針 文部科学省