3〜7歳に多い「ひどい夜泣き」。もしかして夜驚症!?

最近4歳の娘の夜泣きがひどく、悩んでいます。

夜中に起き上がって泣き叫ぶ、怒る。抱きしめても話しかけても一定時間は治りません。

幼稚園で疲れているのか?下の子が産まれてストレスを感じているのか?

様子を見ていたのですが、あまりに続くので気になって調べてみると、「夜驚症」という症状にそっくりでした。

夜驚症(やきょうしょう)とは?夜泣きとは違うの!?

夜驚症(やきょうしょう)は子どもによく見られる睡眠障害で、夜中に突然目を覚ましたようになり、泣いたり叫んだりするというものです。

「夜泣き」と似ていますが少し違うのだそう。

夜泣きは浅い睡眠の途中で乳児が泣き出すこと。

夜驚症は深い睡眠の途中で3歳〜7歳くらいの幼児が泣き叫ぶこと

夜泣きと違い、夜驚症の子どもは脳の一部だけが起きている状態で、ほかは眠っている状態なのです。

症状は約5〜10分間ほど続き、自然に泣き止みます。

夜泣きの場合 は、睡眠の浅い時に起こるので、抱っこしたり、トントンしたりすれば収まることが 多いのですが、夜驚症の場合は、深い眠りに入っているので、どんなにママやパパが一生懸命呼びかけても、反応がありません。

夢遊病を併発することもあり、泣きながら歩き回ったり、階段を上ったり下りたりする例もあります。

泣き叫んでいる最中、子どもの脳内では感情・情緒をつかさどる『大脳辺縁系(だいのうへんえんけい)』という部分が活発に動いているといわれており、睡眠途中で『いやだ、こわい』という感情が爆発している状態らしいです。

夜驚症の特徴は?

症状が起こるのは、主に眠り始めてから3時間の間です。

意外と乳幼児の時期ではなく、3歳あたりから症状が出始めることが多い。

夜驚症の原因とは?

なぜ泣くようになってしまったのか。一番気になるところですよね。

一般的には成長過程において、子どもの脳の睡眠リズムをコントロールする機能が未熟なために起こるといわれていますが、確かな原因はわかっていません。

この睡眠リズムを乱れさせる原因としては、昼間に受けた恐怖、興奮、ストレス等と考えられています。

例えば、

・怖い映像、本等を見た

・怖い体験(事故に遭う、停電等)をした

・大きな声で怒鳴られた、叱られた

・(初めてお泊りをした等)緊張した

・(引っ越し等)生活環境が変わった

・(友達との遊びやお出かけ等で)興奮した 等々…

大人ならどうでもないことでも、子どもには大きな刺激になっている場合があります。

夜驚症の対処法は?

なんと!!!対処法はありません。

夜驚症の症状が出たら、“見守る”しかないのです。

夜驚症の症状が出ている間は、お子さんが顔や体をぶつけたりしないように、壊れやすい物は片付け、周囲を安全な状態にして、症状が治まるまで見守ってあげて下さい。

ただし、症状が10分以上続く、頻繁に起こる、症状の最中に歩き出すといった様子が見られる場合は一度、病院へ相談されることをおすすめします。

後は、夜驚症の原因と考えられる恐怖、興奮、ストレスを控えるようにしましょう。

例えば、

・刺激的なテレビ、本は見せない

・子どもの話をよく聞いてあげる

・大きな声で怒鳴らない

・ママがイライラしない 

ただ、日々の生活の中では、全ての恐怖や興奮、ストレスを取除くことは不可能です。

夜驚症は自然に治るのを待つのが1番。

夜驚症は成長と共に自然に治まっていくと言われています。

子供が寝てくれないと、辛いのは親。

子供はというと、意外とけろっとしているものですが、親が寝不足になりますよね。

専門家の方の話では、7歳以上になっても夜驚症が終わらないという例はほぼないそうなので、頑張って今を乗り切るしかなさそうです。

どうしても辛い場合は、睡眠障害専門の病院を訪ねてみるのも1つの手かもしれません。

まとめ

うちの4歳の娘、とてもパワフルなのですが、繊細なところもあり、実は日々の生活でストレスを感じているのかもしれません。

下の子が産まれたことによるストレス、幼稚園に行きはじめて友達と関わる中でのストレス、そういうものを夜中に爆発させているように思います。

夜驚症を治すための対処法はないとのことでしたが、家で幼稚園での話をたくさん聞いたり、甘えたそうなときはしっかり抱きしめてあげたり、家族でできることは少しずつしていきたいです。

まずは、親が寝不足になって倒れないように…頑張らなければ。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク